2020.01.20ロゼワインはどうやって作られるの?

  • ワインの知りたいあれこれ

赤ワインとも白ワインとも違う綺麗なピンク色のロゼワイン。一体どうやって作られるのでしょうね?

前回のコラムでは赤ワインと白ワインの製法の違いを簡単にご説明しましたが今回はロゼワインの製法に触れてみたいと思います。

ロゼワインは色が赤ワインと白ワインの中間のような色なので「もしかしてロゼワインって赤ワインと白ワインを混ぜて作るの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、スパークリングワイン以外は赤ワインと白ワインを混ぜてロゼワインを作る事を禁じている国が多いです。

ロゼワインの主な製法は次の2種類です。

まず一つ目はセニエ法。

セニエとはフランス語で血抜きと言う意味です。

赤ワインの製法は前回に簡単にご説明しましたが、このセニエ法とは赤ワインと同じく黒ブドウの皮や種を一緒に漬け込んで発酵させて、果汁がピンク色に色付いてきた時点でそのピンク色の果汁を抜き取ってその果汁を引き続き発酵させてロゼワインを作ります。

濃い目の色調のロゼワインは大概この方法で作られたものです。

もう一つの方法が直接圧搾法。

これは赤ワイン用の黒ブドウを白ワインを作るのと同じように圧搾して果汁を搾り取る際に黒ブドウの皮の色素が少し果汁に混ざって薄めの色調のロゼワインになります。

あと黒ブドウと白ブドウを混ぜて発酵させる混醸法もありますが、この方法はドイツの一部でのみ行われています。

赤ワインや白ワインと比べて生産量も種類も少ないロゼワインですが、様々な料理に合わせやすく気軽に飲めるのが魅力的です。

白ワインのように冷やして飲むと爽やかさとフレッシュな酸味が引き立ちます。

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