2020.01.24スパークリングワインの製法 あの泡はどうやって作られる??
- ワインの知りたいあれこれ
シュワ~という泡がなんとも心地よい口当たりのスパークリングワイン。
デートやパーティーなどを素敵に演出してくれますよね。
あの泡はどのようにしてワインに含まれるのでしょうか?
今回はスパークリングワインの製法をご説明いたします。
スパークリングワインの製法をご説明する為にはまずブドウからワインになる過程のアルコール発酵のメカニズムからご説明いたします。
ワインのアルコール発酵は簡単に言いますとブドウに含まれる糖分が酵母菌と結びつく事によって化学反応を起こし、アルコールと炭酸ガスに変化します。
この酵母菌は空気中に含まれる天然の酵母菌が使われる場合もありますし、市販で販売している粉の培養酵母菌が使われる場合もあります。
この化学変化によって生成された炭酸ガスは通常はワインを熟成させる段階で抜けて行ってしまうのですが、ざっくり言うとこのアルコール発酵で発生した炭酸ガスを逃げないように密閉して閉じ込めた状態のワインをスパークリングワインと呼んでいるのです。
その炭酸ガスを閉じ込めて作る製法も何種類かありまして、代表的なものをあげてみます。
〇トラディショナル方式
フランスのシャンパーニュなどでお馴染みの伝統的な方法です。
まずは通常のワインを作って瓶詰めします。そのボトルの中に糖分と酵母菌を添加して密閉してボトル内でもう一度アルコール発酵させることにより炭酸ガスを発生させる方法で別名「瓶内二次発酵方式」とも言われます。
クリーミーな泡の高級感あるスパークリングワインが作られる一方でボトル一本一本を管理しなければならず、発酵時にボトル内に溜まるオリを取り除く作業もあり、大変手間かかる方法です。
〇シャルマ方式
こちらもまずは通常のワインを作ってから大きなタンクの中に大量のワイン
を入れて密閉し、その中に糖分と酵母菌を添加してタンク内でもう一度発酵
させる方法で、別名「密閉タンク方式」とも呼ばれています。
比較的安価なスパークリングワインに用いられる方法です。
他にもいくつか方法はありますが、一般に販売されている大部分のスパークリングワインは上記の二つの方法で生産されています。
スパークリングワインの泡は人工的なものではなく発酵の際に出来る自然な泡なのです。
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