2020.01.08ワインは自然なお酒 良いワインは良いブドウから!
- ワインの知りたいあれこれ
世の中にはワインの他にも様々な種類のお酒が存在しますね。
蒸留酒に分類されるウィスキー・ウォッカ・ジン・焼酎や、ワインと同じく醸造酒ではビール・日本酒等々。
中でも醸造酒は、糖と酵母が結びついた化学反応によってアルコール発酵をさせて作られたお酒ですが、このうちワインは日本酒やビールなどとは決定的に違う要素があり、それこそがワインの魅力につながっていると私は思っています。
アルコール発酵には酵母と糖が必要であり、ビールや日本酒など穀物を原料とする醸造酒はその穀物のでんぷんを糖分に加工する作業が必要となります。
その他に良質な仕込み用の水も必要になります。
ワインの原料であるブドウには元々水分も糖分も含まれている為に上記の工程は不要で、ワインの原料はブドウのみ!
ちなみにブドウを潰してそのまま放っておいても空気中の酵母菌と結びついてアルコール発酵が起きて自然とワインに変化します。
それだけにブドウそのものの品質や特徴がそのままワインに反映されるのです。
その為、加工が行われるビールや日本酒に比べて原料のブドウの品質が更に重要になってきます。
良いブドウの品質は品種・原産地・その年の気候等の自然条件に大きく左右されるので、正に自然条件の影響が他のお酒では考えられないほどダイレクトに影響します。
良いワインは良いブドウから!正に自然なお酒、それがワインです。