2020.01.06ワインの起源は?歴史を知ればワインも更に楽しくなる!?
- ワインの知りたいあれこれ
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さて、新年最初のコラムはワインの歴史についてのお話でございます。
現在では世界中から愛されているワインですが、その歴史を知ればワインの楽しさがもっと増すかもしれません!
ワインとは皆様もご存じのようにブドウを原料として出来たお酒です。
ブドウが発酵してワインになり、それを飲む。その歴史は諸説ありますがなんと紀元前の7000年にまで遡ると言われています!
ワインと言えば普通はヨーロッパを思い浮かべると思いますが実はワインの発祥の地は中東のメソポタミア文明とされています。
紀元前5000年頃のものとされている中東の遺跡の中からもワインの醸造に使われたとみられる道具も発見されており、紀元前4000年頃の古代エジプト時代のピラミッド内の壁に描かれている壁画にも当時の人々がワインを醸造する様子の絵が描かれており、それによるとその当時から現代とさほど変わらない方法でワインを醸造していたと言うから驚きです!
ずばりワインは世界最古の酒なのです!
中東で生まれたワインがヨーロッパに伝わってきたのは紀元前1500年くらいにギリシャに伝えられたのが最初と言われています。
その当時のギリシャ神話によればワインをギリシャにもたらしたのは酒神ディオニソスですが、実際には現在のレバノン周辺に住んでいたフェニキア人と言う民族によって伝えられたとの事。
ヨーロッパで皆様が思い浮かべる生産国のフランス・イタリア・スペイン辺りにワイン造りがようやく伝わったのは、紀元前600年頃ギリシャ人の一部が南フランスに移り住み、この時に一緒に伝わってきたものの一つがワイン造りだったのです。
そして、この地に伝わったワイン造りはその頃勢力を強めていたローマ人の手によってヨーロッパ全土に広げられます。
時代は流れて16~18世紀には品質の高い高級ワインも生産され始め、料理とワインを合わせる文化も誕生して現代に至っています。
ワインの歴史をざっくりとお話ししましたが、皆様が普段飲んでいらっしゃるワインもこのような歴史を通過して来たと考えるとロマンを感じませんか?