シャトー・レオヴィル・バルトンについて
サンジュリアン村にある、有名な「レオヴィル3兄弟」の一つ、それがシャトー・レオヴィル・バルトンです。かつて同じ畑だったレオヴィルが3分割されたのですが、当時の所有者がバルトン家。その名前にちなんでこのシャトー名が付けられました。
ジロンド川を見下ろせる、メドックでも最も美しい場所で作られるワインは、3級シャトー【ランゴア・バルトン】と同じ施設で、全く同じ方法で作られているにも関わらず、その品質は遥かに上と評されています。
ワインの製造方法はいたって伝統的で、低温マセレーションなども一切行っていません。醸造責任者にその理由を尋ねてみると、「全く必要ないと思っているからだよ」という返答が。伝統的なスタイルを保ちながら、より洗練されたワインを造るというのがバルトン風。
ワインは、サンジュリアン村らしい味わいです。村の位置と同様に、“力強いポイヤックと繊細なマルゴーの中間”といった感じで、強さと繊細さを併せ持っています。カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高く、タンニンが強いため、若いうちは硬く閉じて内気な印象なのですが、10年、20年と熟成させたものは、グラスからやさしく上品な香りが次々と立ち上ってくるようになっています。
古典的なボルドーの良さを残しながら、より洗練された味わいに仕上がっているレオヴィル・バルトン。格別な甘味としなやかさ、長く残る余韻は非常に複雑であり、スーパーセカンドの中でも特にコスト・パフォーマンスが高く、オススメ出来るワインだと言えるでしょう。
2015 CHATEAU LEOVILLE BARTON2015 シャトー・レオヴィル・バルトン
- ワインタイプ
- 赤ワイン
- ペアリング
- 仔羊のロースト ・ 鴨のロースト ・ 鴨のオイル煮 ・ 牛フィレ肉のステーキ ・ キノコグリル ・ キノコソテー ・ コンテ ・ ロックフォール ・ スティルトン
- 産地
- オー・メドック サンジュリアン ボルドー フランス
- アルコール分
- 13%