シャトー・モンローズについて

その昔、この丘一帯にヒースが茂っていて、春になると丘全体がピンク色に染まっていたことから、『モンローズ(バラ色の丘)』という名前がつけられた、と言われているシャトー・モンローズです。
もともとモンローズの土地はカロン・セギュールの所有者であったセギュール家のものでした。エティエンヌ・テオドール・デュムーラン氏は父の死後、セギュール家よりデュムーラン家に売却されてから忘れられている小さな土地がある事に気づき、1815年に畑を耕し樹々を植え必要な設備を整え、ワイン造りを始めたのが、シャトー・モンローズの歴史の始まりです。
そして、1855年のメドックの格付け当時、シャトーの畑の樹齢はまだ40年でしたが、既に評価は高く、格付けにて2級に選出されました。そして、その成功をうけ、畑は拡張され、次世代に引き継がれた時には現在のシャトーの畑の面積である95ヘクタールになっていました。
彼の死後、後継者が相続しましたが、1866年、アルザスの事業家、マテュー・ドルフィス氏に売却されます。ドルフィス氏はシャトーの改築・増築を行い、設備を近代化させ、新しい栽培・醸造技術を取り入れました。そして、モンローズを畑からワイナリーまで、当時最も素晴らしい技術を持ったシャトーへと進化させました。
彼は同時にスタッフにも気を配っており、彼らの住居をシャトーに用意したり、医療、給与の改善など、労働環境、生活環境を理想的なものにするよう務めました。フィロキセラ対策にも力を入れ、井戸を設置し、水を地下より汲み土地に流し入れる事で畑を守る事に努めました。その当時の井戸は代々のオーナーによって維持され、現在もモンローズのシンボルとして残っています。

2015 CHATEAU MONTROSE 2015 シャトー・モンローズ

2015 シャトー・モンローズ

活き活きとした果実味と若々しい酸味。滑らかなタンニンとスパイスの風味を持つ、奥行きあるフルボディ。

ワインタイプ
赤ワイン
ペアリング
牛フィレ肉のステーキ ・ 仔羊のロースト ・ 鳩の赤ワイン煮込み ・ 牛スペアリブ ・ 牛Tボーンステーキ ・ キノコグリル ・ キノコソテー ・ コンテ ・ ロックフォール ・ スティルトン
産地
オー・メドック サンテステフ ボルドー フランス
アルコール分
13.5%

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